スクショの個人情報を隠す方法まとめ
標準機能でどこまでできるか
スクリーンショットをそのまま送ってしまう事故は、たいてい「隠す手間が面倒だった」ことが原因です。まずはお使いの環境の標準機能で、どこまでできるのかを把握しておきましょう。
その前に:何が写り込んでいるかを確認する
隠し方の話に入る前に、見落としやすい写り込みを挙げておきます。本文の内容ばかりに気を取られて、次の場所を見落とす人がとても多いのです。
- ブラウザのタブ:開いている他のページのタイトルが読めます。社内システム名や顧客名が入っていることがあります。
- ブックマークバー:登録名がそのまま読めます。
- アドレスバー:URLのパスやクエリに、案件IDや会員番号が含まれていることがあります。
- タスクバー・Dock・通知:チャットの通知に、送信者名と本文の冒頭が表示されます。
- ウィンドウのタイトルバー:ファイル名やフォルダ名が読めます。
- スマートフォンの上部:通信事業者名、時刻、通知アイコン。個人の特定には直結しにくいものの、投稿の文脈と組み合わさると情報になります。
もっとも確実なのは、必要な範囲だけを撮ることです。画面全体を撮ってから隠す作業をするより、範囲を指定して撮るほうが速く、見落としも減ります。
Windowsの標準機能
Windowsでは、Winキー+Shift+Sで範囲を指定したスクリーンショットが撮れます。撮ったあとに表示される通知をクリックすると、Snipping Tool(スクリーンショット ツール)の編集画面が開きます。
この編集画面では、ペンと蛍光ペンで手書きの線を引いたり、トリミングをしたりできます。ペンで塗りつぶせば黒塗りに近いことはできますが、手で塗るため縁が不揃いになりがちです。
ペイントを使う方法もあります。長方形の図形を「塗りつぶし」で描けば黒塗りになります。モザイクの機能は標準では用意されていませんが、選択範囲を極端に小さく縮小してから元の大きさに引き伸ばす、という手順で似た効果を作ることはできます。手数は多くなります。
Windowsでできることの詳細と手数の比較は、Windows標準(ペイント/Snipping Tool)でどこまでできるかにまとめました。
⚠️ Windowsのスクリーンショット関連機能は更新の頻度が高く、バージョンによってメニューの名称や配置が変わります。ここに書いた内容と実際の画面が異なる場合は、お使いの環境の表示を優先してください。
Macの標準機能
macOSでは、Command+Shift+4で範囲指定のスクリーンショットが撮れます(Command+Shift+3は画面全体)。撮影後に右下に現れるサムネイルをクリックすると、その場でマークアップの編集画面に入ります。
マークアップでは、ペン、図形、テキスト、そして図形の塗りつぶし色の指定ができます。塗りつぶした長方形を重ねれば黒塗りになります。プレビュー.appで開いても同じマークアップ機能が使えます。
一方、モザイクやぼかしに相当する機能は標準では見当たりません。人物の顔をぼかしたい、といった用途では別の手段が必要になります。
iPhone・iPadの標準機能
iPhoneでは、撮影したスクリーンショットの左下に現れるサムネイルをタップすると、その場でマークアップが開きます。写真アプリで既存の画像を開き、編集からマークアップを選んでも同じです。
使えるのはペン、マーカー、鉛筆、消しゴム、定規、そして図形とテキストの追加です。マーカーで塗ればある程度隠れますが、半透明なので下が透けることがあります。確実に隠したい場合は、ペンで不透明の色を選び、しっかり塗りつぶしてください。
指で塗ると、塗り残しが出やすいのが弱点です。塗ったあとに画像を拡大して、縁から文字がはみ出していないか確認する習慣をつけると安全です。
Androidの標準機能
Androidは端末メーカーによる差が大きい領域です。多くの機種では、スクリーンショットを撮った直後に編集ボタンが表示され、トリミング・ペン・蛍光ペン・テキスト追加などが行えます。
メーカー独自の写真編集アプリに、モザイクやぼかしに相当する機能が含まれている場合もあります。お使いの機種で使えるかどうかは、編集画面のツール一覧を実際に開いて確認するのが確実です。
⚠️ Androidは機種・OSバージョン・プリインストールアプリの組み合わせによって機能が大きく異なります。ここでは共通して見られる範囲のみを記載しています。
標準機能で足りなくなる場面
ここまで見てきたとおり、どの環境でも「塗りつぶす」ことはできます。標準機能で足りなくなるのは、次のような場面です。
- モザイク・ぼかしをきれいにかけたい:多くの標準機能に用意されていません。手で塗る方法では代用できません。
- 隠す範囲をあとから微調整したい:手書きで塗ってしまうと、位置がずれていても直せません。もう一度撮り直すことになります。
- 番号や矢印を揃えて置きたい:手順書用に①②③を並べる機能は、標準の編集画面にはほとんどありません。
- 何枚もまとめて処理したい:1枚ずつ開いて編集して保存する作業は、枚数が増えると急に重くなります。
そして重要なのが、次の点です。こうした機能を求めて「画像をアップロードして加工するサイト」を使うと、隠したい情報が写った画像を先に外部へ送ってしまうことになります。隠す目的で送信するのでは順番が逆です。
アップロードせずに済ませる
カクスルは、この矛盾を避けるために作られたツールです。ブラウザで開いてスクリーンショットを貼り付けると、ぼかし・モザイク・黒塗りの3種類と、矢印・枠線・番号・文字などの注釈が使えます。かけた加工はあとから選んで動かす・大きさを変える・消すことができます。
そして、読み込んだ画像はサーバーへ送信されません。ページを開いたあとに通信を切っても、読み込みから保存まで最後まで動作します。これは仕様の説明ではなく、実際に試して確かめられることです。
隠し方の選び方については、モザイク・ぼかしは復元できる?もあわせてお読みください。氏名や口座番号のように取り返しがつかない情報は、モザイクではなく黒塗りを選ぶべき理由を説明しています。
アップロードせずにスクショを隠す Ctrl+Vで貼り付けて、隠して、コピーするだけ。最終更新:2026年08月12日